セマンティックWeb
Webデザイナーはページを作成するとき、以前にも増してセマンティックとか、アウトラインとか、多くのことを考えながらコーディング作業をしているんですよ。それだけでなく4種類、5種類とブラウザの見え方もチェックして、ようやくページが完成となるんです。
突然いったい何を言い出すんだと思ったでしょ。それにタイトルの「セマンティックWeb」って耳慣れない言葉だし…。
今年のはじめ、会社のホームページをリニューアルしました。リニューアルだから当然見た目のデザインは変更されたのですが、実は目に見えないところでも大きなリニューアルをしたのです。
それはなにかというと HTML5 で作成したということなんです。「HTML5? それが何?」って思う人も多いでしょう。確かに普通ホームページを見るときにそんなことを考えながら見る人はいないでしょう。そもそもそれまでのHTMLといったい何が違うの?ってことですよね。一口でいうと「HTML5っていうのは、文章構造に意味を付けたんだよ」ってことなんですが、「文章構造に意味?何のことだかさっぱりわからない」って人の方が多いかもしれませんね。
例えば一つのページがあったとします。その中には本文のアウトライン(文章の構造、階層のようなもの)をはじめ、社名やページのタイトルが書かれている部分、その他メニュー項目やリンクボタンなどがあったりします。そういった部分的な項目にそれぞれ意味を持たせて、「ここからここまでが本文(記事)ですよ」「ここの部分はメニュー(ナビゲーション)ですよ」などと、わかりやすく定義したものがHTML5なんです。
「でもそれってページを見る人にとって特別必要なんですか?」って疑問に思う人もいますよね。実は、これはページを見る人よりも「コンピュータが効率よく解釈できるようにしましょう」ってことなんです。人が判断するためのものではないんですね。じゃあHTML5で作成するとどんなメリットがあるの?……人が判断する為のものではなく、機械が判断する為のものって書いたけど、でもそうすることによって正しい検索結果が出たり、最終的には使いやすいWebサイトにするためのものってことなんですね。
私個人のサイトもリニューアル
ゴールデンウィーク中、私はずっと家にこもりっきりで、自分のホームページをリニューアルしていました。HTML5+css3で作成しましたが、それに加えモバイル用にも対応させてみました。
自分がモバイルデバイスを持っていないので、細部までの確認はできておりませんが、そこそこは見れるはずです。
ブラウザの横幅をギューと狭くしてみてください。表示が変わります。
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