訪日外国人数 2024年6月は過去最高の313万人に、4か月連続で300万人超え
今日7月19日、日本観光局(JNTO)は2024年6月の訪日外国人観光客データが発表されました。単月で過去最高を記録した313万人になり、3月以来、4か月連続で300万人を超えたそうです。
国や地域別での訪日客数は、韓国は1位で70万3300人で、2位は中国が66万900人と迫ってきた。次いで、台湾が57万4500人、米国が29万6400人、香港が25万600人。上位5市場は韓国以外、いずれも前月よりも数を増やしているそうです。(https://www.travelvoice.jp/20240719-156010による)
今日のNHKのニュースでは、「学校の休暇を含む連休などに合わせて、台湾やアメリカから日本への旅行需要が高まったことや、韓国や中国からの訪日客が引き続き好調に推移したことが主な要因です。」との報道がありました。(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240719/k10014516161000.htmlによる)
コロナ後、中国人訪日観光客は日本のインバウンド業界ではずっと注目し期待されているようですが、社会面の諸要因で訪日中国人客数の回復は長い間鈍化しています。しかし、今年4月から中国人訪日観光客数はそれまでの3位(韓国、台湾に次いで)から台湾を抜かして2位に躍進しました。月々増加しているようです。そして、5月と比べて、6月訪日中国人客数は1位の訪日韓国人数との差は小さくなっていく傾向が見えています。
そして、こういうデータの見方については、世の中には通常2種類があります。コロナ前の2019年比と前年(2023年)比です。2019年比であれば、中国だけ負けますね。前年(2023年)比で見れば、中国人観光客数は5月は+305.5%に、6月は+216.9%に回復しているようです。近年政治経済諸事情の複雑で特殊な中国にとって、もうすでにすでに予想外の好調だと言えるでしょう。そして、日本のインバウンド業界はデータ収集から認識転換までもう少し時間がかかりそうだろうと思っています。
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