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手話を世界共通語に、パート2

Posted by : bang.

 以前に「手話を世界共通語に」というブログを書いたが、鳥取県で「手話言語条例」が10月8日の県議会で全会一致で可決成立したという。その夜のニュースで県知事が、自ら手話をしながらインタビューに答えていた。えらいなぁ、と感心しきり。とても画期的で喜ばしいことだ。しかし、聞いてみると手話と言ってもなかなか大変らしい。日本国内でも統一された手話はなく、地域によってかなり違いがあるらしい。このような法令化によって手話も整備され、世界各国の手話も、少なくとも日常会話レベルでは世界共通でコミュニケーションできるくらいになってほしい。手話は小さいときにお遊戯感覚で覚えると一生身につくと思う。聴覚障碍者とだけでなく、世界中の人たちと会話できるのではないか。

■コメント

映子 :

初めて書き込みさせてもらいます

以前ニュース番組で、聴覚障害者の外国の方が、何人か出演し其々の
国の手話で、話され最後に日本語に訳しキャスターに伝える
大変な作業でした、手話が世界共通で無い事を知りました

大阪に住んでいた頃近くに、聴覚障害者の方が通う学校が有り
通学時、表情豊かで、楽しそうに手話で話され、
楽しそうやな、何話てんやろ?と子供ながらに思ったものでした

手話が世界共通になり、会話出来ると素敵ですね

手話学習者 :

はじめまして。失礼を承知でお聞きしますが、
手話は言語であると定義した条例を誉めておきながら、世界共通にすればいいと考えるのは自己矛盾であるということにお気づきでしょうか。
もしも日本語も韓国語も中国語も全部一つの言語に統一させてしまえと主張する人がいたらどう思いますか?
>手話は小さいときにお遊戯感覚で覚えると一生身につくと思う。
言語ですから使わなかったらすぐに忘れます。

bangja :

書き込みありがとうございます。手話といっても地域によって表現の方法など異なると聞きました。共通語に、というのはいろいろ課題があることでしょう。あるとき異なる国の人同士が手話で会話するのをみたとき、手話の可能性を感じました。一般的にも普及すればいいのにと思いました。そのためには小さいときに手話を教育に取り入れてはどうかなと思いました。そんな簡単なことではないと思われるかもしれません。確かに使わなかったら忘れてしまう。それは本当にそうだとおもいます。貴重なご意見をありがとうございました。

手話学習者 :

返信してくださりありがとうございます。
そして出しゃばった発言をしてすみません。

確かに手話言語同士の差異は音声言語同士の差異ほど大きくないので、
ろう者は外国人のろう者とのコミュニケーションが比較的容易であるという話を聞いたことがあります。
それでも、手話を統一させるかどうかはろう者自身が決めることですし、
実際にろう者の間で手話版エスペラントのようなものを作ろうとする動きはあったのですが、普及しませんでした。
普及しなかった理由はエスペラントと同じです。

また、手話は地域差よりも「日本手話」と「日本語対応手話」という二種類の手話の違いによって生じる問題のほうが深刻なのが実情です。
(説明しようとするとものすごく長くなるので、もし興味をもたれましたら調べてみてください)

翻訳業を通して多くの言語に接している御社が、一つの言語としての手話の魅力にも興味を持っていただけたら幸いです。
それでは、お目汚し失礼しました。

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