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テレビで再び「八甲田山」を見て

Posted by : uema.

先日、夜の遅い時間に何気なくテレビのチャンネルを回していたら、「八甲田山」を放送していた。放送は既に始まっていて、途中からになってしまったのですが、最後まで見ました。

実はこの映画、三十数年前に映画館で観たのです。新田次郎の「八甲田山死の彷徨」を原作とするこの物語は、実際にあった話を元に書かれたそうです。

内容は、日本陸軍が日露戦争で進軍した際、雪深いロシアの地を想定し、その訓練として青森県の八甲田山を雪中行軍することになり、北大路欣也=神田大尉の青森歩兵第五連隊と、高倉健=徳島大尉の弘前第31連隊とが、別々のルートを辿り、山中のある地点で合流する事になっていたが、記録的な寒波に由来する吹雪に遭遇し、神田大尉側の210名の連隊の内199人が死亡するという大遭難事件の話です。

この映画は、私には結構印象深く残っており、随所に流れるテーマ音楽のメロディーなどは今でもはっきりと覚えていて、「八甲田山と言えば絶対このメロディー」と言い切れるほど自信があったのです。

ところが、今回テレビで見ていると、このメロディーが、自分が今までこれだと思っていたものと少し違うのです。そればかりか、この映画での北大路欣也の名台詞「天は我々を見放した」も、私の記憶では「天は我を見放した」と覚えこんでいたのです。

まあ、映画館で一回観ただけで、メロディーや台詞を間違いなく覚えるというのは、考えてみればかなり無理があるのかも知れませんが、自分では、今回テレビで見るまでは、絶対間違いないと思っていましたので、かなりショックを受けました。

それと、やっぱり映画は映画館で観るのが一番だ。同じ映画でもテレビで見るのと映画館で観るのではスケールが全く違って感じる。膨大な制作費を投じて作られた映画は、映画館で観てこそ値打ちがあるものだと痛感しました。

 

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