ケイビーエス 社員ブログ

多言語『翻訳・DTP・印刷・WEB』 ケイビーエス株式会社 社員のブログです。

先週末、日本のスポーツ界が熱かった

Posted by : uema.

まず、サッカー日本代表。
11月14日に行われたキリンチャレンジカップの対ホンジュラス戦で日本は6-0と圧勝した。W杯敗退後に就任したアギーレ監督になってから、今後の代表チームの方向性を探るべく、これまでの国際親善試合では若手選手を積極的に起用してきた同監督だが、今回は何を思ったのか先発11人中10人が、W杯メンバーという布陣で挑んだものだった。W杯では力を出し切れなかった選手たちが、その悔しさを存分にぶつけて勝ち取った圧勝劇であり、サッカーファンは久しぶりにスカットする快勝を喜んだと思うが、今後に控えるアジア杯や、その先の次回ワールドカップを見据えた場合、やはり若手の活躍、次代の中心選手になる人たちの活躍での勝利を早く見たいと思っているのではないだろうか。
 次に野球の侍ジャパン。
 11月15日に行われた米MLBオールスターとの3戦目を4-0で勝利した。この日で5戦中3勝を先取し1,990年以来の勝ち越しを決めたのみならず、この試合でMLBチーム相手に史上初となる無安打無得点試合を達成した。侍ジャパンは、3年後のワールドベースボールクラシック(WBC)を見据えて若手選手が選ばれており、その若手4投手の継投で成し遂げた無安打無得点試合は日本の野球ファンを歓喜させただけでなく、相手のメジャーリーガーをも驚かせたに違いない。侍ジャパンの今後のさらなる活躍を期待したい。
 そしてテニスの錦織圭選手。
 11月15日に行われたATPツアー・ファイナル準決勝で世界ランク5位の錦織圭選手が同1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)と対戦し、6-1、3-6、6-0の2-1で敗れ、惜しくも決勝進出を逃した。試合は第一セットを簡単に6-1と決められたが、第二セットに入り錦織選手のサーブ、ショットがキレを増し、ようやく相手を押し込む勢いを見せ、このセットを奪った。第三セットのファーストゲーム、勢いに乗った錦織選手はこのゲームのブレイクにリーチを掛けたが、自らのミスで逆にこのゲームを相手に取られてしまった。これにより、せっかく追いつめていた相手が甦り、ここからは一方的な相手のペースとなり第三セットを落として敗戦が決まってしまった。今回は準決勝で敗れはしましたが、今年のATPファイナルでの錦織選手の躍動は我々見るものに大きな感動と興奮を与えてくれました。そして、近い将来きっとATPファイナル決勝を勝って世界一を取るのではないか、いや取ってほしいという大きな希望と期待を与えてくれました。錦織選手の来年の活躍を祈りましょう。
 さらに女子マラソン。
 11月16日に行われた横浜国際女子マラソンで、日本の田中智美選手と岩出玲亜選手が1位と3位と大活躍しました。レースは20キロ地点すぎからケニア勢2人と日本人2人による4人での先頭争いとなり、40キロ手前からケニアのロティチ選手と岩出選手が少し離されていく展開で、今回が2度目のフルマラソン出場となった田中選手とケニアのオンゴリ選手が最後まで激しく競り合い、ゴール前で田中選手はオンゴリ選手に一旦前に出られるが、これを抜き返し、見事にゴールテープを切りました。身体能力の優れたケニア選手にスパートで負けなかったのには驚きましたが、本当に最後まで力を振り絞った田中選手の姿は見る者に感動を与えました。また、3位に入った19歳の岩出選手は今回が初マラソンで、20歳未満の日本最高記録となる2時間27分21秒でゴールし、これまでの市橋有里選手の記録を2分29秒上回る快挙を記録しました。近年、女子マラソン界は今一つ期待できるランナーが出てこず、外国選手の後塵を浴びる戦いが続いていますが、そろそろニューヒーローの誕生があっても良いのでは。田中選手と岩出選手の今回のタイムは、まだまだ世界と優勝争いできるレベルでは無いかもしれないが、二人の今回の力走ぶりは今後に期待をよせるのに十分なものであったと思います。
 スポーツ観戦が大好きな私には本当に嬉しい週末となりました。

■コメント

コメントはまだありません。

■コメントする

※メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です。


▲このページのトップへ