私のおしゃれ着奮戦記
Posted by : bang.
テレビドラマ「カーネーション」を見ていて、若い頃洋裁を少ししていたことを思い出した。昭和40年代、既製品といえばブラウスやスカートで、スーツなどは仕立てなければならなかった。同僚の女子社員たちは、おしゃれなスーツやドレスを着ている。
私もとしごろ、一念発起、慰安旅行に着て行くスーツを自分で作ることにした。その頃は女性雑誌にのっているスーツなどは後部に型紙が載っていた。私は思いついてから実行に移すのに時間がかかるほうだ。初めてでも出来そうなデザイン、縫いやすくしかも気に入るものとあれこれ迷い、天神橋筋や心斎橋筋で布地を探し、ボタンも買う。母が大きな裁ちバサミを買ってくれた。縫い方は簡単に書いてあるが、用語が分からない。そうこうするうちにどんどん日は近づく。
最初のスーツは、衿なし、ボタンなしのボレロ風の上着に、ワンボックスのスカート。それでも裏地をつけて、袖が腕の形についたときの感激、うれしかった。スカートにも裏地をつけた。
着ていく日の前夜は、たいてい徹夜で、すそかがりなどは朝にしようと寝てしまう。ところが、朝起きると、スーツがハンガーに吊るされている。母が見かねて、すそをかがり、アイロンをかけて仕上げてくれていたのだ。そんなことが何度あったろうか。
そのころの写真をみると、けっこうあれこれ作っていたんだなあ。そでがつったり、ボタンホールがまがったり。でも自分で作ったという満足感でどこにでもよく着て行ったっけ。もちろん、デートにも。
Date : 2012年03月29日 15時23分 | Comments : 1つのコメント
専務の娘さん時代、かわいいです!
会長も若いw
写真で見ても手作りとは思えないですねぇ。
ただ…せっかくのスーツに足元下駄じゃないですか!(笑)