7月の訪日外客数329万人 月間最多 中国がコロナ後初の1位に!
前回の投稿記事で私は6月の訪日外国人客数の現状をデータで特に中国人客数にフォーカスして紹介しました。
昨日、日本観光局(JNTO)がまた最新2024年7月の訪日外国人客数を発表しました。7月の訪日外客数は、3,292,500人となり、前年同月比では41.9%増、2019年同月比では10.1%増となった。2019年同月の2,991,189人を約30万人上回り、2か月連続で単月として過去最高を記録した。また、7月までの累計では21,069,900人となり、過去最速で2,000万人を突破した。(https://www.jnto.go.jp/news/press/20240821_monthly.html#:~:text=%E8%A8%AA%E6%97%A5%E5%A4%96%E5%AE%A2%E6%95%B0%EF%BC%882024%E5%B9%B47%E6%9C%88%E6%8E%A8%E8%A8%88%E5%80%A4%EF%BC%897,%E6%9C%88%E9%81%8E%E5%8E%BB%E6%9C%80%E9%AB%98%E3%82%92%E8%A8%98%E9%8C%B2による)
また、NHKのニュースでは、「国や地域別では中国が77万6500人と最も多く、次いで韓国が75万7700人、台湾が57万1700人、香港が27万9100人などとなっています。中国が最も多くなったのは、新型コロナの水際対策が大幅に緩和されて以降、初めてです。」と報道されました。(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240821/k10014555071000.htmlによる)
そして、例えば、訪日ラボというサイトで『【速報】7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に』というタイトルでこのニュースを報道しました。(https://honichi.com/news/2024/08/21/inbound202407/#:~:text=%E3%80%90%E9%80%9F%E5%A0%B1%E3%80%917%E6%9C%88%E3%81%AE%E8%A8%AA%E6%97%A5,%E8%A8%AA%E6%97%A5%E3%83%A9%E3%83%9Cを参照)
やっと訪日中国人客数は国別で1位に戻りました!6月までの3か月連続で台湾を抜かして2位となっていて、やっと訪日中国人客数は7月にこれまで最も多かった韓国人客数を抜かして1位になりました。驚いたことでもあれば、予想外れでもありません。驚いたのは、今年の夏は暑すぎるから、旅行に来るかなと心配していたのです。私の場合はお盆休みでも昼間高温天気や有害の紫外線を避けるようにほとんど出かけていなかったのです。(笑) 予想外れでもないのは遅かれ早かれそうなり、必然的なことだと思いました。
また、JNTOのPDF資料を見れば、7月中国人客数は前年比は+147.8%、倍増ですが、2019年同月は残念ながらやはり-26.1%でした。しかし、国別で訪日中国人観客数は1位に戻りましたよ。今回のデータと順位の変化結果を見れば、これまで業界内のよくコロナ前の2019年と比べる見方で焦るのは見直したほうがいいではないかと思います。現在2位以降の韓国、台湾、香港などの主要な訪日国は2019年比で増加率がずっとプラスでしたが、中国人客数はすでにそれらの国々を抜かしてすでに1位に戻ったのですよ。中国人客数の回復は鈍化していたのは事実でしたが、実は、ある程度、コロナ前の中国人客数は普通レベル以上で過多だったと言えるのではないかと考えています。2019年のレベルを超えてほしいのであれば、焦らずにこれからだろうと思いますね。同じ昨日8月21日「トラベルボイス」サイトのニュースですね。『中国人の訪日意欲が上昇傾向、再訪への意欲高く・・・』という記事を読みましたよ。(https://www.travelvoice.jp/20240821-156167を参照)
訪日外国人数 2024年6月は過去最高の313万人に、4か月連続で300万人超え
今日7月19日、日本観光局(JNTO)は2024年6月の訪日外国人観光客データが発表されました。単月で過去最高を記録した313万人になり、3月以来、4か月連続で300万人を超えたそうです。
国や地域別での訪日客数は、韓国は1位で70万3300人で、2位は中国が66万900人と迫ってきた。次いで、台湾が57万4500人、米国が29万6400人、香港が25万600人。上位5市場は韓国以外、いずれも前月よりも数を増やしているそうです。(https://www.travelvoice.jp/20240719-156010による)
今日のNHKのニュースでは、「学校の休暇を含む連休などに合わせて、台湾やアメリカから日本への旅行需要が高まったことや、韓国や中国からの訪日客が引き続き好調に推移したことが主な要因です。」との報道がありました。(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240719/k10014516161000.htmlによる)
コロナ後、中国人訪日観光客は日本のインバウンド業界ではずっと注目し期待されているようですが、社会面の諸要因で訪日中国人客数の回復は長い間鈍化しています。しかし、今年4月から中国人訪日観光客数はそれまでの3位(韓国、台湾に次いで)から台湾を抜かして2位に躍進しました。月々増加しているようです。そして、5月と比べて、6月訪日中国人客数は1位の訪日韓国人数との差は小さくなっていく傾向が見えています。
そして、こういうデータの見方については、世の中には通常2種類があります。コロナ前の2019年比と前年(2023年)比です。2019年比であれば、中国だけ負けますね。前年(2023年)比で見れば、中国人観光客数は5月は+305.5%に、6月は+216.9%に回復しているようです。近年政治経済諸事情の複雑で特殊な中国にとって、もうすでにすでに予想外の好調だと言えるでしょう。そして、日本のインバウンド業界はデータ収集から認識転換までもう少し時間がかかりそうだろうと思っています。
今日のメッセージ
新型コロナウイルス感染拡大以来、毎日はニュースや情報をチェックしています。あまりいい話はないですね。世界も国も社会も会社も個人も、本当に本当に大変ですね。今朝、日本人の友人と久しぶりにチャットをし近況について話をしました。あの日本人はこれまで上海に十年間滞在していました。日本に帰ってから現在大阪で日中国際交流や訪日観光事業について発信したり活躍しているようです。今日は新型コロナによって仕事や生活への影響についての話題をしたら、あの友人から以下のメッセージが届いてきました。(全文引用)
『私も仕事も会合も全部飛んでしまいました。 世界中みんな大変だから、仕方ないですね。 でも、必ず収束する時が来ます。そして、外国から入国できるようになったら、あっという間に中国の方は戻ってくると思います。実際、上海に住んでいる中国人の友人は「日本に行きたい!」って一生懸命我慢していました。 そうなると、呂さんのお仕事もまた忙しくなるんじゃないですか? 今は健康を第一に考えて過ごしましょう!』
新型コロナの不況の時期に、これを聞くと、ひとまずなんと夜明けの光がちょっと見えてきて励ましを感じました。その時はいつになるのか分からないのですが、皆さん、一緒に乗り越えるよう頑張りましょう。
WeChatPay初体験
昨日晩御飯の後子どもを連れて家の近くでの散歩がてらローソンでWeChatPayで買い物をするのを試してみました。WeChatPayは中国人観光客のインバウンド向けのモバイル決済サービスです。AliPay(支付宝)と合わせて近年日本のたくさんの店で導入されているようです。2018年のWeChat(中国語で「微信」といい、中国版のLINEといわれている)の利用者は10億人以上です。中国では近年QRコード読み取りでのモバイル決済が急速に普及しているみたいです。仕事の中で「キャッシュレス」や「QRコード決済」や「ウェイチャット支払い」などの言葉も最近よく出て来ています。日本はこういう支払方法はまだ中国ほど普及していないし、自分自身は日本に長期居住する中国人なので、WeChatPayを使う必要はないです。
最近の晩御飯の後子連れの散歩はよく空手でズボンのポケットの中に携帯だけ入っているままで出かけたりしていましたが、子どもがコンビニに入ったら、いろいろな商品を見たら、私は、「パパお金持ってないよ、見るだけ、買わないよ」ってしか言えなかったのです。昨日は最初セブンイレブンに行きました。セブンイレブンは今年7月1日よりWeChatPayなどが利用可能になるらしいので、私は「ローソン行こうか、ローソンやったらWeChatPay使える、買ってみるか」って子供に言いました。3才の子どもは言葉の意味がわかったみたいで「ローソン行く」って返事してくれました。それから近くのローソンに行きました。ローソンでWeChatPayで子供の選んだアイスを買いました。これは、私が初めて観光客みたいにWeChatPayでの買い物を体験しました。まあ、実は、為替レートで換算されてWeChatPayの中に入っている人民元で日本のコンビニで消費したといっしょですね。(笑)
中国の故郷も多言語看板
今回の十連休は私が久しぶりに里帰りをしました。故郷は中国江蘇省無錫市で日韓企業集積地と観光都市です。私は多言語翻訳に関する仕事をしているので帰省の同時に中国本場の言葉や表現や文字の使い方などの視察及び勉強を任務の一つとして留意してきました。故郷でも中英日韓四言語看板と標識が多数存在しています。日本の飲食店や日本風のグッズショップも増えてきています。飲み物の写真はタピオカミルクティーです。見てみたら、変な日本語や機械翻訳もありますね。皆さん、良かったら、写真を拡大して不自然な日本語訳を探してみてくださいね。最近、インバウンドが増えるにつれて、ネットでは日本の多言語翻訳(メニュー・看板など)には笑われるほどヤバい翻訳の例もよく話題に上げられていますが、結局、中国も同様です。中国でも日本語でも必ず優秀な語学の人材を欠かすことはないと思いますが、原因はやはりコストを節約してプロのネイティブ翻訳者にまかせて訳してもらわなかっただろうと思います。近年中国でもキャッシュレスのような人工知能の発展は速いですが、翻訳業界では人工知能が人に取って代わる時代はまだまだですね。
訪日観光客引き続き増加中
今年に入ってから訪日観光客は引き続き増えつつありますね。個人的な感想ですが、日本の社会では多言語ガイドブックや冊子などは、繁体字版を作るのは簡体字版より多いと、ずっと感じています。(民間の日台親善だから?)昔台湾人はビザ免除なので訪日台湾人観光客は中国人より確かに多かったですが、近年中国人へのビザ緩和により変わっています。写真は先週友達がwechatで投稿したテレビ番組の写真です。このテレビ番組の画面で国と地域別の人数を見れば、繁体字を使う台湾+香港 まだまだ < 中国 ですね。
築城400年の尼崎城復元
尼崎在住の私は昨日まち歩きで阪神尼崎駅前で開催された尼崎市民まつりに行って、ついてに、夕方ごろ、阪神尼崎の南へ復元工事中の尼崎城を見に行ってきました。ニュースを見てみたら、築城400年を迎える尼崎城の復元工事は10月に完成予定で、これから周辺整備を実施し、来春一般公開する予定だと言われています。今でもヨコから望んでいったら、とてもきれいな四重の天守閣ですね。尼崎の新しいランドマークとなるそうですね。
一日も早く復旧しますように
↑実は、僕は家族で6月16日(土曜日)に大阪府茨木市にある総持寺へ秘仏本尊千手観音を拝観しに行ってきたばかりなのですが。。。
↑行く前にFacebookで総持寺をフォローしてたから、昨日は情報が出ました。壊れましたか。。。本当に悲しい。かわいそう。本当にきれいでステキなお寺、すごく貴重な文化財ですけどね。。
大阪地下鉄→Osaka Metro
今年4月1日から大阪市営地下鉄は民営化で新会社に移行し、愛称はOsaka Metroに決まったそうです。「海外の方が大阪を訪れたときに一目で分かってもらうため」(吉村市長が語る)、漢字とカタカナの「東京メトロ」と違い、英文表記にされます。この事情により最近の仕事には多言語の訳語の変更修正もありました。中国語の場合どうしようかと迷っていました。中国語は表意文字である漢字の言語なので、ルールとしては特殊な場合じゃなければなるべく音訳やローマ字化を避けますね。日本ではまだ決定したばかりで施行もこれからのことだし、公式サイトHPの外国語版もまだ出ていないみたいだし。中国国内のネットで確認してみたかったのですが、なかなか大阪市営地下鉄の宣伝紹介ばっかりでした。今日は、もう一回検索してみたら、中国の大手のポータルサイト(搜狐)のニュースが見つかりました。(http://www.sohu.com/a/219731715_345405)
やはりローマ 「Osaka Metro」で紹介されていますね。正直に言って、中国の一般の方々はOsaka Metroを一見して、すぐあれは地下鉄のことってわかるのか疑い、悩んでいました。私も一度昔日本語を一緒に習って近年よく日本に来たりしている同級生に「Osaka Metroってどんなものかわかる?」ってテストしてみました。さっぱり分からず反応できない人もいました。東京メトロのHPの中国語版では「东京Metro地铁」と訳されています。漢字「地铁」(地下鉄の意味)が付きますね。
現在、仕事の中でも訳語は英語表記Osaka Metroを使用されるみたいですね。いま中国の大手ポータルサイトおよび仕事の中で使われる訳語もOsaka Metroですので、多少違和感があるにもかかわらず、今後、私自分を含めて中国の方々に慣れてもらうように頑張りましょうね。
最近、中国メディアなどによると、東部沿海江蘇省塩城市の港で8月31日、1000トンの砂糖を密輸するため中国船籍の船に偽装したパナマ船籍の貨物船が摘発されました。船首の船名の「大慶」(簡体字で「大庆」と書く)の文字がひっくり返った状態で印字されたほか、船長は税関によって署名された文書を提出できなかったため、密輸事件であることが確認されました。外国籍船員は元船名をカバーするためにラッカーを吹きつけたときに枠板を逆にしてしくじったそうです。 ある報道記事の文末、1000トンの密輸さえしているのに、文字をネイティブに見てもらうコストをそんなに節約する?、と皮肉に論じているようです。
そうですね。前回投稿した「日本の飲食店の爆笑・恐怖な外国語メニュー」と同じように、外国語関係の仕事は始動する前に、ネイティブに任せて見てもらったほうが必要ですね。勿論、密輸の仕事を賛成しませんよ。(笑)